簡単に無理なくできる腹筋の鍛え方

鍛える腹筋の種類と、その役割を理解しましょう

 

 

お腹の筋肉は、大きく4つに分けられます。

 

1「腹直筋」=お腹のまん中のいちばん外側にある筋肉。みぞおちから恥骨まで縦につながっていて、おもに身体を前に倒すときにつかわれます。ポーンと出た上腹部、ポッコリした下腹部はこの筋肉を中心に鍛えましょう。

 

2「外腹斜筋」=お腹の横側の筋肉。一般に側筋と呼ばれ、肋骨の下部から腰まで続きお腹の横側を守っています。身体を横に倒したり腰をねじったりするときにつかわれる筋肉。ベルトからはみ出る横腹が気になるひとや、くびれたウエストを目ざす女性は、この筋肉を中心に鍛えましょう。

 

3「内腹斜筋」=外腹斜筋の内側(深部)にあり、働きも同様。腰骨の上部から肋骨の下部にかけて、斜めに走っている筋肉です。

 

4「腹横筋」=いちばん内側(深部)にある筋肉で、内臓を保護したり内臓の圧力に対してお腹を引っこんだ状態にいじする働きをしています。肋骨下部から骨盤までの内臓をとり巻く、筒状の腹巻きのような形状。また、いちばん背骨にちかい深層にある筋肉であり、背骨を支える重要な役目も果たしている筋肉なのです。そのため腰痛防止やポッコリお腹の改善には、腹横筋の強化がもっとも効果的だといわれます。

 

腹筋は、{身体のいちばん表面には腹直筋→その下に外腹斜筋→さらにその下に内腹斜筋→そして最深部に腹横筋}という構造になっているんですね。